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ROCKSHOX Xlocリモートの修理

シンクロニシティ

見無関係に隔絶された物質や生物 果ては思想が 地球規模で同時同様の変化を起こす

そのような現象をそう呼ぶ。

漫画グラップラ-刃牙最凶死刑囚編で、そんな説明を徳川さんがする場面がありましたね。

まぁ、そんな大げさな事ではありませんが(笑)、

徳島から昔なじみのMTB乗り2人が、別々に持ち込んだ修理のお仕事

それぞれめったに頂く事の無いお仕事なのですが、

不思議とタイミングって重なるんです。

この仕事をしていると、よくそんな不思議なタイミングに出くわします。

 

リヤサス(Monarch XX)のロックアウトが解除されなくなった。

転んだらReverb stelth(ロックショックスのドロッパーシートポスト)が動かなくなった。

 

この2件は実は内部で起こっている事は全く同じ。

すごく単純。

[Xlocのオイルラインのエア咬みです]

RockShoxは他のメーカーと違い、サスやドロッパーのロックアウト操作に油圧を使うのです。(全部ではないですけど)

何でこんな面倒な事をするのかわかりませんが、そのためエア咬みを起こすと、

圧力不足により、ユニットやドロッパー内でオイルの通路を開く事が出来なく無くなります。

 

Xlocのエア抜き作業で解決します。

そんなに難しくはないのでウチなら3000円前後で対応させて頂いています。

ロックショックスのドロッパーシートポストやリヤサスで同じ様な症状がでても

そんなに焦らなくて大丈夫です。

大抵悪いのはXlocの方です。

リヤサスユニットや、ドロッパー内部は普通の使用条件なら

そう簡単に壊れる事はありません。

(もちろん色々消耗はありますので、メンテナンスは必要ですよ)